モバイルひと筋飯野勝弘さんのセミナー「ECサイトに導入すべき76連発」の中から、ウェブサイト制作歴10年の私の視点も加えて、売上に繋がる項目10選をご紹介します。
サイトの原則からフォームまで、検討項目10選
1、直帰率PC5秒、スマホ1秒
PCもスマホはファーストビューが命。目的の言葉、物がなければ、離脱される。
そのページに来る人の目的を考えて「メリットと解決策」を示す。文字の大きさも注意。
2、1商品を1ページ
「もっと見るボタン」「詳しくはこちら」「次のページ」などはなくす。他のページに飛ばさないのが原則 。1クリック10%下がるという視点を持ち1ページ内に情報を凝縮する。
3、表示スピード
凝りすぎサイト、見た目を良くするためだけの余計な画像やプログラムは設置しない。表示は先にテキストが出るように組む。
4、カート、電話番号、お気に入りボタンはセットで考える
カートボタンの下には「電話で注文するボタン」と「お気に入りボタン」を設置する。ユーザーの思考を止めないために、長いページには1ページ内に最低2つ、最高3個付ける。
申込ボタンの天地は44px以上で設置。また色は緑がクリックされやすい。(これはサイト内の色が関係するので、同化させない色にし、一目でボタンとわかるようにする)
5、テキスト(font)の大きさ
スマホのテキストは基本14px、40代以上を対象としたサイトでは16px。
作成画像なども、どんな人に向けて作られているサイトなのかを意識して、文字の大きさを考える。
6、詳細写真を複数載せる
商品紹介の写真は横スライド最低4枚。理想8枚。横スライドでローテンションさせストップさせない事が重要。写真内容はユーザーが見たい部分を意識する。
動画は15秒〜1分以内にし、動画再生時間を表示させるようにする。
7、商品のカラーバリエーションはそのまま見せる
カラーバリエーションのある商品をプルダウンさせない。最初から表示させておくことが大切。
8、商品のキャッチコピーは必須
商品一覧にも各商品にキャッチコピーを入れる。反応を見ながら、ブラッシュアップさせていくことも忘れずに。
9、商品ページ下部への設置項目
各ページ下部には、ユーザーレビュー、店舗からのおすすめコメント、売れている商品を見せる。また、別カテゴリー・サイトトップへの移動ボタンを設置し離脱させない工夫を。
10、フォームは可能な限りシンプルに
ー 名前にふりがなが必要な場合はひらがなで打ち込ませる
ー 郵便番号は7桁そのまま入れさせ、自動検索で住所を出す
ー 電話番号、生年月日、電話番号にもハイフンなしでそのまま入力
ー プルダウンではなく展開で見せる(プルダウンは離脱率がぐっと上がる)
以上10選でした。
ご紹介した中で、私が最も重要視しているのは、フォームボタンと、フォームから注文完了までの流れです。いかにシンプルでわかりやすい流れを作るか、既存のプログラムを使用しているECサイトの場合は、中々難しいですが、各ページにユーザーが「?」と思うような項目には説明を付けるなど工夫が必要です。
時々、見た目を気にするあまり、フォームボタンをサイト内の色と同化させたり、控えめだったりするサイトを見かけますが、商品は売れてなんぼです。
是非、かっこよく見える大きく目立つボタンを作り設置してみてください!
最後に
私も現在、ECサイトに携わりながら、スマホサイト改善に向けて 日々奮闘中です。
今や、ECサイトからの購入はスマホがPCを超えました。
PCサイトの充実も引き続き必要ですが、売り上げアップには、スマホサイト独自の特徴に意識を向け、出来ることから一つずつチャレンジして行くことが重要ですね。
売り上げアップに向けてがんばりましょ!
それでは!