日本代々に伝わる迷信とか言い伝え。きっと、地域によってもいろいろあるんだろうなぁ。
小さい頃に親から教わった事って、大人になって迷信だとわかっても、なんとなく続けているものってあるよね。
我が家の言い伝えといえば、
夜爪を切ると鷹の爪になるとか、
お米を無駄にすると目がつぶれるとか
流れ星が流れている間に三回願い事をすると願いが叶うとか
午後に新しい靴をおろすと良くないとか
黒猫が目の前を過ぎると不吉な事が起こるとか
まだまだ沢山あったけど、
そんな中、多分、我が家だけにあった言い伝え。
それは、
子供がオロナミンCを1本飲むと死ぬ。
我が家に常備されていた黄色い飲み物は、父が時々飲んでいて、たまに「少しだけだぞ」と言って、子供達に分けてくれた。ペットボトルの蓋ぐらいの器に入れられたこの飲み物は、なんだかすごく美味しくてもっと飲みたくなるの。
そして「もっと飲みた〜い」というと、父が、「いいか!この飲み物は子供には強すぎる。一本飲んだら死んじゃうから気をつけろ」と念を押す。
その言葉のおかげで、家の中にあるオロナミンCは、子供達の手から守られて、飲みたくても飲めない、棚の上に置かれた「飲み物の王者」だった。
あの茶色の瓶を見ながら、「早く大人になりたい。オロナミンC一本飲めるんだもん」と幼心に思ったものだ。
いつ頃、本当のことに気づいたかは忘れたけど、今もオロナミンCを見るたびに、子供の頃のあの感覚が蘇り、特別感を感じるから不思議。
と、ここまで書いて、ふっと思った。
この黄色いドリンク、父はいつもドリンクの蓋で飲ましてくれていたんだよね、、、
そして、Googleで調べてみると、あれ?オロナミンCって蓋ないじゃん。
と言うことは、、、
これオロナミンCじゃない?!
えっーーーーっ??と、
よくよく記憶を辿ったら、たぶんこれリポビタンDだ!!
CじゃなくてD!
この記事書いてて気づいた真実。
今までオロナミンCに対して抱いていた感情はなんだったんだと笑ってしまった!
記憶ってね。
こうやって、よくすり替えられてる事があるらしい。
オロナミンCの話じゃ説得力ないけど、間違った情報をあたかも真実のように記憶しているの。
この記憶違いは、とても単純な事だったけれど、
例えば、これが、子供の頃に言われた、親からの言葉だったとしたらどうだろう。
「お前は〇〇だ」「あの人は〇〇だ」「人生は〇〇だ」のように、自分や人や世間をに対する親の言葉は、少なからず、その後の人生に影響を及ぼしている。
これは、有言、無言に限らず、
親の口癖はなんだった?
何をすると怒られた?
態度で傷ついたことは?
両親を取り巻く人間関係で思ってたことは?
いつも言われて嫌だった言葉は何?
生きづらさを感じているなら、
奥底にあって、無意識に働きかけている言葉を見つけて見ない?
それを、CからDにするように。
究極、どっちでもいいじゃんてなるように。
そんな想い、笑い飛ばしましょ(^^)