視聴率の日頃の疑問を投げかけてみた
昨年、とある展示会でビデオリサーチのブースに立ち寄った時の話。
ブースで資料を見ていると、
すぐにとても温和そうな男性が、話しかけてきてくれた。
わたしは日頃から、
視聴率の計り方や数値に疑問を持っていたので、
この機会に、色々質問してみることにした。
「あの~聴いてもいいですか?
視聴率ってどうやって測ってるるんですか?」
から始まり、
視聴率の誤差はどのくらい?
いい場面になると、視聴率が急に上がるっておかしくないですか?
そんなにチャンネルぐるぐる回して見ているんですか?
録画してあとで見る人はカウントされてる?
サンプルの抽出方法は?
などなど
思いつく限り聞いてみた。
その方は、ニコニコ笑いながら、丁寧に回答してくれたのですが、
私はまだまだ聞きたいことがいっぱい。
あまりの質問攻撃に、最終的には、
「視聴率は真面目に調査していますよ。」と、やんわり終了サイン。
でも、私の非常識とも思える質問には最後まで真摯な態度で付き合ってくれた。
一緒に行った同僚がさすがにもういいでしょとばかりに、
視線を投げかけてきたので、「ありがとうございました」と帰ろうとすると、
また、何かありましたらと、名刺を差し出してくれた。
いただいた名刺に視線を落とすと(・・?
「??????」
名刺に
取締役社長と書かれている?
訴える相手を間違えた?
なんと、その方はビデオリサーチの取締役社長でした。
どうりで、ブースにいるスタッフが何となくソワソワしていると思ったら、そうゆう事?
一緒に同行していた男性からは、「訴える相手を間違えたね」と笑われた。
「いや違うでしょ!
まさしく訴える相手だったでしょ!」と言い張ったけど、
確かにちょっと恥ずかしい。
後で調べたら、視聴率の計り方って、ちゃんとサイトに書かれているのね。
本当に無知な質問でした^^;
ちなみに、
-
視聴率には「世帯視聴率」と「個人視聴率」があり、対象となるのは、地上波放送、BS放送、CS放送、CATVなどのテレビ放送。
- ◆世帯視聴率とは
テレビ所有世帯のうち、どのくらいの世帯がテレビをつけていたかを示す割合。一般的に使われる「視聴率」とは、この世帯視聴率を示す。 - ◆個人視聴率とは
世帯内の4歳以上の家族全員の中で、誰がどれくらいテレビを視聴したかを示す割合。視聴者を、性別・年齢別・職業別などに分けて、どれくらい見られていたかを知りたいときに利用する。 - ◆標本誤差の数値
誤差の大きさは視聴率と標本数によって異なり、標本数600の場合、信頼度95%(100回中95回はこの幅に収まる)で考えると、視聴率が10%での、考慮すべき標本誤差は±2.4%。また、真の値は調査結果である10%の近くに多くあることを意味する。例えば標本誤差を半分の±1.2%にするための標本数は、4倍の2,400が必要。
視聴率には、録画再生視聴、携帯端末などでのワンセグ放送視聴、テレビゲームなどは視聴率に含まれないけど、パソコンテレビによるテレビ放送の視聴は視聴率調査の対象となっているようです。
興味のある方はビデオサーチサイトを見てね。
それにしても、
こんな質問にも、まったく顔色を変えることなく、
温和に話してくれたビデオリサーチの
社長さんは素敵すぎる
そして、無礼な質問をしてすみませんでした。
疑問はちゃんと調べてから質問しないと恥をかきますね(^_^;)
何だか、視聴率という言葉と株式会社ビデオサーチという会社にすごく親近感が湧いた1日でした。