伝説上の第十二代天皇である景行天皇のご子息である日本武尊皇子によって建立されたと言われている三峯神社。


今日は、学びの大先輩であり、神話塾も開催している佐倉亜希子さんの解説と共に訪れることができた。
鳥居をくぐり徒歩約15分の場所にある拝殿(寛政12年(1800)建立)までに見える様々な木々と建物。
そこに見える見事な彫刻と装飾。細部に見える曲線と、その自然で心地よい造形。
これらの造形が持つ意味をはじめ、神社を守り、受け継いで来た人、建物への職人達の心意気と、こだわりを熱く語ってくれた。


そんな全てに「我」を感じさせない世界観を聴きながら、己の「我だらけ」の心を振り返り、思わず苦笑い。



三峯神社は西武秩父駅より、バスで約75分。クネクネと曲がる坂道を上るバスに揺られ、時にウトウトとしながらたどり着いたこの地。
昔の人達は、何を思い、何を願い、この地まで歩いて来たのだろう。神社から見える山々を見ながら、そんなことを考えた1日。