順風満帆?
私が望む人間像を目指した娘は、一見明るくて、サバサバした女の子として、無事小学校を卒業。
小学校の勉強もできる方で、何も言わなくても、自分でしていたし、忘れ物もほとんどしない、真面目な女の子だった。
その後も中学入学とともに、吹奏楽部に入部し、「パーカッション」の大太鼓を選んできた。(たぶん私が吹奏楽部に入ることがあったら、選ぶことのないだろう楽器だなと感じたのを覚えている)
そして、中学の入学を期に
私はフルの仕事、自制していた飲み会なども顔をだすようになり、娘は吹奏楽部に打ち込む毎日、そんな普通の日が過ぎていく中、少しずつ、娘の性格の変化が気になり始めた。
癖?それとも単なる性格?
平日は会社から帰ると、ご飯を作って、お風呂入って、テレビ見て、寝る。
食事の間は話すけど、今思えば7対3で私が喋っていたと思う。
話題はほとんど会社の愚痴か、友達や仕事の話。
(よく喋る人は結構自覚がない。もしかしたら、9対1かも^^;)
恥ずかしながら、私はよく話す親子だと思っていたし、コミュニケーションはバッチリだと思っていた。
でも、いつからか、娘の笑い方が不自然に感じられる事があったり、
聞き役に徹して、ひとりごとが多くなったり、一緒に出かける時は、隣に並ばなくなったりと、なんとなく異変のような物を感じ始めていたし、何かが私の希望とする娘像とどんどん違っていく感じがして、あろうことか、その態度に苛つくこともあった。
飲み友からの指摘
その頃、私には週1くらいに通う常連の店があった。
その店に立ち寄った時、あるアルバイトの男性が、
「この前、娘さんが歩いていたのみたけど、ひとりごと言いながら笑っていたよ。なんか大丈夫かな?と思ったんだよね」と言われた。
なんとなく、不安な気持ちに現実味が増してきた瞬間だった。
明るそうな家庭にある落とし穴
この文章を読んでいて、きっと私の家庭の問題点がすぐに分かった人がいると思う。
それは、
私達親子は、立場が逆転しているということ。
この頃の家庭は、私が子供で、娘が親役だった。
具体的な内容は、次回に続きます。