今日は高校の入学式
入学願書を4月末まで受け付ける通信高校は、始業式は4月初旬にあり、入学式は4月末にある。
なので、今日が全員のクラスメートに会える日。
一旦高校に進学したけど、馴染めず、編入してきた人、
挫折から自分の人生を見失い、引きこもっていた人、
女優を目指すために自分の時間を確保したい人、
働きながら高校に通いたい人、
不登校になり、毎日学校に行く事が難しいという人
戦後で中学までしか行けなかった人 など、
様々な背景と年齢層の同級生が揃う通信制の高校。
75歳のクラスメート
今年の最高齢は75歳の男性、彼は娘とこれから3年間クラスメートとして一緒に学んでいく。
学ぼうとする姿勢は、誰よりも真摯であり、ココに来ようと決心するまでの彼の人生は、間違いなく学ぶものが沢山あるだろうなと思う。
部活の紹介では、今年卒業した83歳の男性が壇上に上がり、所属していた英語部と歴史部を紹介しながら、学ぶことの大切さ、楽しさを熱く熱く語ってくれた。
さらに、彼は、自発的に学びたい人が集まる学習グループにも所属して、今も活動を続けている。
通信高校に月1・2回の通学なので、学校説明会に行くまでは、部活はないだろうと思っていたけど、部活のある通信高校は意外に多い。
娘の高校も文化部・運動部合わせて20程の部活があり、部活のある曜日や時間もまちまちなので、活動日が重ならなければいくつでも所属することができる。
娘は今4つくらいの部活に興味があるみたいで、次のスクーリングの日に見学にいくつもりらしい。
昨年まで、私の価値観の中にはあまりなかった通信という形。
知れば知るほど、この学びの場は、人の心を自由にしてくれるのかもと思えてきた。
通信高校って思っていたより大変
4月から学び始めた、娘が言っていた言葉。
「通信って思っていたより大変 」
それは誰もが思うみたい。
テレビやパソコンで授業を受け、課題を提出するのは、全て自己管理。
卒業するまで、この自己管理が続く。
通常の学校は、授業に出席すれば、だいたい単位は取れていくけど、通信は家で学んでいることを、提出物で証明していかないと単位が取れない。
それに、この提出物、学校側もよく考えていて映像やラジオを聞いてないと答えられない問題を課題の中に入れているので誤魔化しもきかない。
娘の通う高校によって、また新しい事を知る事になった。
無事に入学式を終えた今日。
これから娘の本格的な高校生活が始めることに私もワクワクしている。