小学生1、2年の頃だったかな、漠然と食料困難になったらどうしようと考えて、ある日、ある決断をした。
何かあった時の為に食料を貯蔵しておこう!
どうしてそんな事を考えたのかは今はもう思い出せないけど、母のいぬ間にお米を「ひょうたん」いっぱいに詰めて、畑の端っこに穴を掘って埋めた。
貯蔵完了した時は、
これで家族も大丈夫だ!そんな気持ちになった事は思い出せる。
決して裕福ではない家で、こんな事をしていることがわかったら確実に怒られる。
でも、食料危機への不安はぬぐえない。スリルと使命感とで人に見つからないように、
ミッションをやり遂げた私はさながらスパイのような気分だった。
しかし、食料の貯蔵には成功したのに、一向に「何か」は起こらない。
いざという時などまったく来ないまま時が過ぎ、「ひょうたん」の中のお米の事などすっかり忘れていた。
そんなある日、畑でいつものように遊んでいたら、ひょんなことから「ひょうたん」の事を思い出した。
「あの日に埋めたお米は大丈夫かな?」と気になり、ちょっとだけ掘り返してみることにした。
そして、
すぐ埋めた。
見なかったことにしよ(;・∀・)
「ひょうたん」は思ったより土の中の貯蔵には向いていないらしいく、米を道ずれに土に帰ろうとしていた。
その時の教訓は「ひょうたん」は土に埋めてはならない。
そんな事を学んだ一件だった。
今考えれば、ひょうたんに入れられるお米で家族を救えると思っていた自分がおかしい(^^ゞ
おそらく一合か入って二合だったと思う・・・。