4年間の不登校を経験した娘。
今年の4月から通信高校に行き始めて、
8月には漫画クラブに入部し、共通の話で盛り上がれる仲間も見つけた。
やりたい事が少しずつ増えてきて、
色々チャンレンジするために、働こうかな〜と言い始めたのは、9月くらい。
気持ちはあるけど、中々連絡する勇気がでないようで、その一歩がでない。
そんなある日、家に帰ると、
「今日モスに電話して、面接日決まったから」と言われ、
あっと言う間に採用が決まった。
働く自信がないな〜
とバイト初日まで言っていたけど、
なんだかんだ週3〜4日、1日4時間くらい働いている。
私が言うのも何だけど、
接客はとても丁寧で、とにかく真面目。
テキパキタイプではないけど、
本当に丁寧に仕事をしている。
そして、1ヶ月の研修期間が終わる頃、
娘がバイトから帰宅すると何となく様子がおかしい。
話しかけると、
「。。。。。」
「今日めっちゃ、怒られた」と言いいながら突然泣き始めた。
「悔しい!
次からは絶対言われないように仕事してやる!」と大声で泣いて、
しばらくすると、
「もういい」と言って泣き止んだ。
バイト先で何があったかはわからなかったけど、
いつか、こんな日もあると思っていた。
そして、
私としては、
バイトを続ける、続けないはどちらでも良くて、
何より、嬉しかったのは、
娘の反応。
悔しいと言って泣いたのを見て、
心から「良かった」と思った。
前は何があっても平気なフリをして、
何も感じないように振舞っていたからね。
「悔しい!」
「ふざけんな」と言いながら、
声を出して泣いてくれて安心した。
次の日、
娘は熱を出して、寝込んだ。
ちょうど、バイトの休みの日。
その夜、
「明日、バイト行きたくないな〜休んでもいい?」
私は「どっちでもいいよ〜」
そんな事を言いながらも、
次の日、ちゃんとバイトに行って、
夜には「来週のシフトが嫌な奴と被らなかった」と言って
ニコニコして帰って来た。
だけど、
そんな上手い事、毎回シフトが回る訳がない。
先日、その怒られた男性と同じ日になって
また、どんな顔して帰って来ると思いきや、
バイト中、その男性の人生や色々な話を聞いたらしく、
「あの人、私にちょっと似てるかも」と言い出した。
「どんなところ?」と聞くと、
「真面目過ぎるところ」
私は何もしてないのに、娘は自分で解決して来た。
昔の私だったら、
「そんなの、こう考えればいい」だの「気にするな」と
無責任発言で、傷ついた心をないものにしようとしていた。
あーあ、今考えると何たる無責任発言!
親の出来ることって、
娘の行動を信じる事なんだと、この事で改めて思った出来事でした。